ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では132.33円と22時時点(133.10円)と比べて77銭程度のドル安水準だった。3月米製造業PMI改定値や3月米ISM製造業景気指数が予想より弱い内容だったことが伝わると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。前週末の安値132.59円を下抜けて一時132.27円まで値を下げた。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.0887ドルと22時時点(1.0865ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標をきっかけに全般ドル売りが先行。ホルツマン・オーストリア中銀総裁が「5月に0.50%の利上げを実施する可能性はまだ残っている」と発言したこともユーロ買いを促し、一時1.0917ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円は上値が重い。24時時点では144.07円と22時時点(144.62円)と比べて55銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇につれた買いが入った半面、ドル円の下落につれた売りが出ると144.06円付近まで下押しした。

 豪ドル米ドルはしっかり。WTI原油先物価格の急騰を受けた買いの流れはNY時間に入っても継続。米長期金利の低下に伴う豪ドル買い・米ドル売りも入り、一時0.6788米ドルと2月24日以来の高値を更新した。なお、WTI原油先物価格は前週末比6%高の1バレル=80ドル台前半で底堅く推移している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.27円 - 133.76円
ユーロドル:1.0788ドル - 1.0917ドル
ユーロ円:143.63円 - 144.94円


(中村)
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