東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 5日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では131.54円とニューヨーク市場の終値(131.71円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。昨日の米市場からの流れが続き上値は抑えられていたが、メスター米クリーブランド連銀総裁が「FRBは5%以上まで利上げた後、当面据え置く必要」などと発言したことも重しとなり、ドル円は9時過ぎには131.31円まで弱含んだ。東京仲値にかけては、5・10日(ゴトー日)ということもありドル買いが強まる場面もあったが上値が重い。
 
 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0960ドルとニューヨーク市場の終値(1.0953ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円が下値を探ると、ユーロドルは1.0970ドルまでじり高となり、昨日高値1.0973ドルに迫った。その後も、昨日高値を超えることはできていないが底堅さを維持している。

 ユーロ円は方向感がない。10時時点では144.08円とニューヨーク市場の終値(144.26円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に連れて143.83円まで下値を広げたが、東京仲値にかけては再び144円台を回復するなど、方向感がなく上下している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.31円 - 131.74円
ユーロドル:1.0950ドル - 1.0970ドル
ユーロ円:143.83円 - 144.26円

(松井)
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