ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では133.50円と22時時点(133.10円)と比べて40銭程度のドル高水準だった。対ユーロなどでドル売りが出た影響を受けた半面、ユーロ円などクロス円の上昇につれた買いが入ると133.57円付近まで値を上げた。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場を下支えした。
 なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「FRBがあと1回利上げに動くのは理にかなう」「インフレが低下してきたら利下げに動く必要も」などと述べたと伝わった。

 ユーロドルは24時時点では1.0911ドルと22時時点(1.0913ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だったが、欧州株相場の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが優勢になると、23時過ぎに一時1.0928ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円は堅調。24時時点では145.66円と22時時点(145.25円)と比べて41銭程度のユーロ高水準。日銀の政策修正観測が後退する中、欧州株高に伴う円売り・ユーロ買いが出た。24時過ぎに一時145.76円と昨年12月20日以来の高値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.97円 - 133.69円
ユーロドル:1.0854ドル - 1.0928ドル
ユーロ円:144.88円 - 145.76円


(中村)
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