株式明日の戦略-米株安を跳ね返して5日続伸、個別物色が盛り上がる
13日の日経平均は5日続伸。終値は74円高の28156円。米国株安や朝方に地政学リスクが高まったことなどを嫌気して、寄り付きは3桁の下落。しかし、すぐに切り返して節目の28000円を上回ると、場中はしっかりとした動きが続いた。下値の堅さを確認して前場のうちにプラス圏に浮上すると、後場は一度もマイナス圏に沈むことなく、じわじわと上げ幅を拡大。28100円台に乗せて高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4000億円。業種別では医薬品、小売、倉庫・運輸などが上昇している一方、鉄鋼、空運、証券・商品先物などが下落している。前期の利益見通し引き上げや新セグメントの立ち上げなどが好感された広済堂ホールディングス<7868.T>がストップ高。半面、上期が大幅な減益となったホームポジション<2999.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり943/値下がり786。ファーストリテイリングが決算発表を前に2%を超える上昇。キーエンスやダイキンなど値がさの一角に強い動きが見られた。業績関連のリリースを材料に、コメダHDやイオンファンタジーが急伸。トレジャーファクトリー、ケイブ、ポプラ、FFRIなどストップ高まで買われるものも続出した。IR(統合リゾート)関連が引き続き賑わい、桜島埠頭や大運がストップ高。リリースのあったジオコードがストップ高となった。
一方、米国でナスダックが弱かったことを受けて、レーザーテック、東京エレクトロン、SCREENなど半導体株が下落。グロース色の強いソフトバンクG、ソニーG、任天堂なども弱かった。米国で長期金利が低下したことから三菱UFJや三井住友など銀行株が軟調。日経平均が5日続伸の一方でトヨタは3日続落した。日本製鉄、神戸鋼、JFEHDなど鉄鋼株はセクター全体での弱さが目立った。3Q最終赤字拡大のテーオーHDや、当面剰余金の配当を行わない方針を決めたバリオセキュアが急落した。
上場2日目で公開価格比約4倍の初値をつけたアイスペースは、その後ストップ高まで買われる場面もあり、終値は初値を大きく上回った。
日経平均は5日続伸。米3月CPIが市場をかく乱する材料にならなかったことから米国株安はそれほどネガティブ視されないとみていたが、売りをこなしてプラスで終えた。(1)安値を開始直後につけて高値圏で終えたこと、(2)28000円より下で推移する時間が少なかったこと、(3)高値が28163円まであり、わずかではあるがきのう12日の高値28121円を上回ったこと―は注目される。米国では金曜14日に3月小売売上高など注目の経済指標や、金融機関の決算が出てくる。これらを見極めたいという手掛けづらさはあるが、きょう、米国株安を跳ね返して上昇したことが安心材料となり、あすは売りを出しづらい地合いが醸成されるだろう。国内はあすまで決算発表が多くあり、小売株を中心に、個別物色が一段と盛り上がりそうだ。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4000億円。業種別では医薬品、小売、倉庫・運輸などが上昇している一方、鉄鋼、空運、証券・商品先物などが下落している。前期の利益見通し引き上げや新セグメントの立ち上げなどが好感された広済堂ホールディングス<7868.T>がストップ高。半面、上期が大幅な減益となったホームポジション<2999.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり943/値下がり786。ファーストリテイリングが決算発表を前に2%を超える上昇。キーエンスやダイキンなど値がさの一角に強い動きが見られた。業績関連のリリースを材料に、コメダHDやイオンファンタジーが急伸。トレジャーファクトリー、ケイブ、ポプラ、FFRIなどストップ高まで買われるものも続出した。IR(統合リゾート)関連が引き続き賑わい、桜島埠頭や大運がストップ高。リリースのあったジオコードがストップ高となった。
一方、米国でナスダックが弱かったことを受けて、レーザーテック、東京エレクトロン、SCREENなど半導体株が下落。グロース色の強いソフトバンクG、ソニーG、任天堂なども弱かった。米国で長期金利が低下したことから三菱UFJや三井住友など銀行株が軟調。日経平均が5日続伸の一方でトヨタは3日続落した。日本製鉄、神戸鋼、JFEHDなど鉄鋼株はセクター全体での弱さが目立った。3Q最終赤字拡大のテーオーHDや、当面剰余金の配当を行わない方針を決めたバリオセキュアが急落した。
上場2日目で公開価格比約4倍の初値をつけたアイスペースは、その後ストップ高まで買われる場面もあり、終値は初値を大きく上回った。
日経平均は5日続伸。米3月CPIが市場をかく乱する材料にならなかったことから米国株安はそれほどネガティブ視されないとみていたが、売りをこなしてプラスで終えた。(1)安値を開始直後につけて高値圏で終えたこと、(2)28000円より下で推移する時間が少なかったこと、(3)高値が28163円まであり、わずかではあるがきのう12日の高値28121円を上回ったこと―は注目される。米国では金曜14日に3月小売売上高など注目の経済指標や、金融機関の決算が出てくる。これらを見極めたいという手掛けづらさはあるが、きょう、米国株安を跳ね返して上昇したことが安心材料となり、あすは売りを出しづらい地合いが醸成されるだろう。国内はあすまで決算発表が多くあり、小売株を中心に、個別物色が一段と盛り上がりそうだ。