今日の株式見通し-堅調か 米国株高や一段の円安が追い風

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は100ドル高の33987ドルで取引を終えた。4月NY連銀製造業業況指数は市場予想を上回ったが、全体としてはやや材料難。3指数ともプラス圏とマイナス圏を行き来するなど方向感が定まらなかった。しかし、終盤にかけてまとまった買いが入り、そろってプラスで終えた。米長期金利が上昇しており、ドル円は足元134円40銭近辺と円安方向に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円高の28590円、ドル建てが95円高の28625円で取引を終えた。

 米国株高と円安を好感した買いが入ると予想する。国内は先週金曜で2月銘柄の決算発表が一巡しており、多くの主力大型株は本決算発表を前に手がけづらくなると思われる。ただ、そのことは売りを出しづらいということにもつながる。米国株もこれから決算発表が本格化するという中で引け味が良かった。指数の場中の動意は限られるとみるが、「閑散に売りなし」の様相が強まり、プラス圏で落ち着いた地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは28500円-28750円
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