今日の株式見通し=軟調か 米国株は終盤に失速
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は38ドル安の33646ドルで取引を終えた。3指数ともプラス圏とマイナス圏を行き来しながら、終盤に値を消す展開。3月CPIでは、前月比や前年比では2月分から伸び率が鈍化して減速が確認できた一方、コアCPIは2月分から伸び率が上昇。これらを受けた反応は落ち着いたものとなったが、FOMC議事録で参加者が金融不安に対する警戒を強めていたことが判明し、売りが優勢となった。ドル円は足元133円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて145円安の27945円、ドル建てが100円安の27990円で取引を終えた。
米国株は小幅な下げであったが、引け味が悪かったことから、日本株は売りに押されると予想する。ただ、CPIが強い売り材料となったわけではないため、直近の上昇に対するクールダウンのような動きになるとみる。米国では長期金利は低下したが、テスラやアマゾンなど主力グロース株が大きく売られた。国内でも足元さえないハイテク株に対しては、見切り売りが強めに出てくる可能性がある。全体では売り一巡後は強弱感が交錯し、もみ合う時間が長くなるだろう。日経平均の予想レンジは27850円-28150円
(小針)
米国株は小幅な下げであったが、引け味が悪かったことから、日本株は売りに押されると予想する。ただ、CPIが強い売り材料となったわけではないため、直近の上昇に対するクールダウンのような動きになるとみる。米国では長期金利は低下したが、テスラやアマゾンなど主力グロース株が大きく売られた。国内でも足元さえないハイテク株に対しては、見切り売りが強めに出てくる可能性がある。全体では売り一巡後は強弱感が交錯し、もみ合う時間が長くなるだろう。日経平均の予想レンジは27850円-28150円
(小針)