今日の株式見通し-軟調か 米国では物色が保守的に

 東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落。ダウ平均は80ドル高の33482ドルで取引を終えた。3月ADP民間部門雇用者数や3月ISM非製造業PMIなどの経済指標が市場予想を下回り、景気敏感株が売られる展開。長期金利は低下したが、ハイテク株も全般的に弱かった。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどディフェンシブ株の一角には強い買いが入ったことから、ダウ平均は概ね堅調に推移した。ドル円は足元131円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて125円安の27695円、ドル建てが60円安の27760円で取引を終えた。

 米主要3指数の方向性がそろわなかったこと、ダウ平均は上昇したものの物色は保守的に傾いていることなどから、日本株は買いが手控えられると予想する。きのうの日経平均が大きく下げたこともあり、目先の利益確定やリスク回避目的の売りは急がれやすい。テクニカル的には25日線(27741円、5日時点)がサポートになるかが焦点となり、この近辺での一進一退が続く展開がメインシナリオ。ただ、同水準を明確に割り込んでしまい、踏みとどまる動きも見られなかった場合には、売りに勢いがつく可能性がある。予想レンジは下に広めに見ておきたい。日経平均の予想レンジは27500円-27880円
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