東京外国為替市場概況・17時 ポンド 買い優勢

 18日午後の東京外国為替市場でポンドは買いが優勢。15時に発表された3月英雇用統計で週平均賃金が予想を大きく上回る結果となったことがポンドの支えとなり、ポンドドルは1.2434ドルまで強含み、ポンド円は166.97円まで上昇し昨年12月20日以来の167円台回復に迫った。

 ユーロドルはじり高。17時時点では1.0970ドルと15時時点(1.0941ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。英雇用データを受けてポンドが対ドルで上昇し、豪準備銀行(RBA)議事要旨や中国の良好な経済指標を背景とした豪ドルの対ドルでの底堅い動きが続くなど全般ドルの上値が重いなか、1.0972ドルまで高値を更新した。豪ドル/ドルは0.6737ドルまで上値を伸ばしている。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では147.25円と15時時点(147.01円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。欧米株価指数の上昇も下支えとなるなか、ユーロドルの上昇につられ147.29円までレンジ上限を広げた。

 ドル円はやや重い。17時時点では134.23円と15時時点(134.36円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。全般ドル売りの流れを受けて134.15円まで安値を更新した。時間外の米長期金利の低下もドル円の重し。植田日銀総裁は金融緩和の継続で物価目標の達成に近づいていく方針を示したが、発言にサプライズはなく市場の反応は限定的。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.15円 - 134.71円
ユーロドル:1.0922ドル - 1.0972ドル
ユーロ円:146.73円- 147.29円

(金)
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