株式明日の戦略-5月初日は大幅高スタート、大型連休を前にしても好地合いが続く
5月に入り1日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は266円高の29123円。米国株高や円安進行を好感して、寄り付きから200円を超える上昇。節目の29000円を上回った。そこから29100円台に乗せた後は、上値が重くなった。ただ、失速しても29000円は下回らなかったことから、後場は盛り返して29100円近辺での高値もみ合いが継続。大引け間際にきょうの高値をつける強い動きとなった。TOPIXが取引時間中と終値の両方で年初来高値を更新。一方、マザーズ指数やグロースコア指数は下落で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1100億円。業種別では陸運、空運、機械などが強い上昇。下落は海運、金属製品、ガラス・土石の3業種のみとなった。今期の大幅営業増益計画が好感された遠藤照明<6932.T>がストップ高。半面、レーザーテック<6920.T>は3Q累計で大幅営業増益となり、買いが先行したものの、受注高が前年同期比で落ち込んだことへの警戒が強まり、マイナス転換から後場に崩れて3.3%安と大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1355/値下がり417。総合電機株が強く買われており、NECが決算を材料に14.2%高。三菱電機が4%超上昇し、先週決算を消化した富士通や日立も大幅高となった。今期の営業黒字見通しを示したことがポジティブサプライズとなったメルカリが、全市場の売買代金3位となる大商いで急騰。ほか、主力どころではTDKやコマツが買いを集めた。GWに入った土日の観光地の活況が伝わったことから、小田急、京成電鉄、西武HDなど私鉄の一角が大幅高。日経新聞の中堅企業に関する特集記事を手がかりに、グローバルセキュリティエキスパートが人気化した。
一方、今期の営業減益見通しを提示したソニ-Gが軟調。上期決算が失望を誘ったM&A総研が商いを伴って急落した。今期が最終減益計画となったソシオネクストが3%を超える下落。前期が大幅営業減益着地となったエムスリーが7%を超える下落となり、年初来安値を更新した。先週の商船三井の決算で業績ピーク感が強く意識されたか、幅広い銘柄が買われる中で、海運大手3社がそろって大幅安となった。
5月初日の日経平均は大幅高。米国動向から高く始まることは予想されたが、場中も強い基調が続いた。東京市場は水曜から休場で、この間に海外ではFOMC、ECB理事会、米アップル決算、米4月雇用統計など、注目の材料を多く消化する。この日程で日経平均が29000円の節目を突破した上に高値圏で終えたということは、今の日本株はかなり強い。あすは多少下げたとしても、利益確定売りの一環と捉えられるだろう。連休明けにギャップアップスタートとなる可能性もあることから、プラスで推移できるようであれば、売り方の手じまいが入ることで買いが買いを呼ぶ展開も期待できる。昨年8月につけた29222.77円(取引時間中)を上回り、気分良く大型連休に突入できるかに注目したい。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1100億円。業種別では陸運、空運、機械などが強い上昇。下落は海運、金属製品、ガラス・土石の3業種のみとなった。今期の大幅営業増益計画が好感された遠藤照明<6932.T>がストップ高。半面、レーザーテック<6920.T>は3Q累計で大幅営業増益となり、買いが先行したものの、受注高が前年同期比で落ち込んだことへの警戒が強まり、マイナス転換から後場に崩れて3.3%安と大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1355/値下がり417。総合電機株が強く買われており、NECが決算を材料に14.2%高。三菱電機が4%超上昇し、先週決算を消化した富士通や日立も大幅高となった。今期の営業黒字見通しを示したことがポジティブサプライズとなったメルカリが、全市場の売買代金3位となる大商いで急騰。ほか、主力どころではTDKやコマツが買いを集めた。GWに入った土日の観光地の活況が伝わったことから、小田急、京成電鉄、西武HDなど私鉄の一角が大幅高。日経新聞の中堅企業に関する特集記事を手がかりに、グローバルセキュリティエキスパートが人気化した。
一方、今期の営業減益見通しを提示したソニ-Gが軟調。上期決算が失望を誘ったM&A総研が商いを伴って急落した。今期が最終減益計画となったソシオネクストが3%を超える下落。前期が大幅営業減益着地となったエムスリーが7%を超える下落となり、年初来安値を更新した。先週の商船三井の決算で業績ピーク感が強く意識されたか、幅広い銘柄が買われる中で、海運大手3社がそろって大幅安となった。
5月初日の日経平均は大幅高。米国動向から高く始まることは予想されたが、場中も強い基調が続いた。東京市場は水曜から休場で、この間に海外ではFOMC、ECB理事会、米アップル決算、米4月雇用統計など、注目の材料を多く消化する。この日程で日経平均が29000円の節目を突破した上に高値圏で終えたということは、今の日本株はかなり強い。あすは多少下げたとしても、利益確定売りの一環と捉えられるだろう。連休明けにギャップアップスタートとなる可能性もあることから、プラスで推移できるようであれば、売り方の手じまいが入ることで買いが買いを呼ぶ展開も期待できる。昨年8月につけた29222.77円(取引時間中)を上回り、気分良く大型連休に突入できるかに注目したい。