ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下落幅拡大

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落幅拡大。2時時点では133.77円と24時時点(133.89円)と比べ12銭程度のドル安水準だった。米地銀の経営状態を懸念したリスク回避が継続。米10年債利回りは4月6日以来の低水準を3.29%台まで更新。ダウ平均が一時480ドル近い下落となるなど米株は軟調に推移した。ドル円は133.50円まで下値を広げた。

 ユーロドルは小戻し。2時時点では1.1024ドルと24時時点(1.1000ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。リスク回避の下落が先行したものの、独金利が下げ渋るなか米金利が下振れたこともあり、ユーロ買い・ドル売りへ傾斜。一部通信社が「何人かの欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーは今後2-3回の利上げを見込んでいる」と報じたこともあり、1.1030ドル付近へ持ち直した。

 ユーロ円は安値もみ合い。2時時点では147.48円と24時時点(147.29円)と比べ19銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円高推移に引っ張られつつも、ユーロドルの戻りに下支えされ下落の勢いは緩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.50円 - 134.88円
ユーロドル:1.0986ドル - 1.1091ドル
ユーロ円:147.13円 - 149.25円

(関口)
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