欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、一転下落

 10日の欧州外国為替市場でドル円は一転下落。22時時点では134.39円と20時時点(135.19円)と比べて80銭程度のドル安水準だった。4月米消費者物価指数(CPI)の発表を前に思惑的な買いが入り一時135.41円付近まで値を上げた。ただ、総合で前年比が+4.9%と予想の+5.0%を若干下回り、2年ぶりの低水準を記録したことが分かると、米・中長期金利の急低下とともに急落。一時134.29円まで売り込まれた。

 ユーロドルは買い優勢。22時時点では1.1001ドルと20時時点(1.0955ドル)と比べて0.0046ドル程度のユーロ高水準だった。米CPIを受けて米金利低下とともにドル売りが進むと、一時1.1006ドルまで値を上げた。また、ポンドドルは年初来高値となる1.2680ドルまで上昇した。

 ユーロ円は22時時点では147.84円と20時時点(148.10円)と比べて26銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の急落を受けて147.73円まで下落したが、ユーロドルが上昇した影響もあり下値は限られた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:134.29円 - 135.47円
ユーロドル:1.0942ドル - 1.1006ドル
ユーロ円:147.73円 - 148.67円


(越後)
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