16日香港株=堅調か、米債務上限問題への警戒感後退で

 16日の香港市場は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ堅調に推移するか。15日のNY株式相場は反発。5月NY連銀製造業業況指数が予想以上に悪化したことで軟調にスタートしたが、米債務上限問題への警戒感がやや和らいだことで買い直された。債務上限問題を巡っては、延期された先週末のバイデン米大統領と共和党マッカーシー下院議長などとの会談が16日に再開されることになったほか、イエレン米財務長官長も合意について楽観的見方を示した。

 同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やAIAグループ(01299)のほか、テンセント(00700)やJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)などが香港終値を上回って引けている。

 一方、中国ではきょう日本時間午前11時に鉱工業生産や小売売上高、固定資産投資など主要経済指標が発表される予定で、内容によっては相場の波乱要因となる可能性もありそうだ。
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