株式明日の戦略-連日の3桁高で3万円が目前に、あすはインバウンド関連に注目
16日の日経平均は4日続伸。終値は216円高の29842円。米国株高に強く反応して、寄り付きから200円を超える上昇。高く始まった後は、強弱感が交錯して一進一退が続いた。29800円台からスタートし、29900円近辺では伸び悩んだが、値を消しても29800円を下回ると持ち直した。後場のスタート直後には29900円台に乗せて上を試しに行ったものの、3万円には届かず。以降は寄り付き近辺でこう着感が強まった。新興銘柄は株高の流れに乗れないものも散見され、マザーズ指数は下落した。
東証プライムの売買代金は概算で3兆5500億円。業種別では電気・ガス、医薬品、電気機器などが上昇している一方、海運、保険、ガラス・土石などが下落した。今期の最終黒字見通しや増配計画、自己株取得発表などが好感されたT&Dホールディングス<8795.T>が急伸。半面、前期の営業赤字転落や今期の減配計画が嫌気されたコニカミノルタ<4902.T>が急落した
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり995/値下がり767。東京エレクトロン、レーザーテックなど半導体株が強く、アドバンテストは5%を超える上昇。主力企業で決算を発表したところでは、リクルートHDや三菱UFJが買いを集めた。好決算が確認できた遊技機関連の円谷フィールズとマースGHDが、ともに一時ストップ高となるなど急騰。QBネット、サンドラッグ、すかいらーくHDなど小売・サービス関連に決算で跳ねる銘柄が多かった。今期は営業赤字見通しながら売上高は大幅増を見込むアイスペースがストップ高となり、1000円の大台を回復した。
一方、公募増資観測が流れた楽天Gが連日の大幅下落。今期が大幅最終減益計画となった日本郵政が7%近い下落となった。スズキ、電通G、ヤマシンフィルタが決算を受けて大幅下落。今期も営業赤字継続見込みのRIZAPが急落し、今期減益計画のFFJがストップ安となるなどフィットネス関連が派手に売られた。特段の弱材料は観測されなかったが、日本郵船など海運大手3社の弱さが目立った。
日経平均は4日続伸。決算発表も終盤を迎えたが、良い意味で前日までと大きな変化はなく、終日しっかりとした動きが続いた。決算発表一巡後の下落が警戒されているのであれば、先週辺りから上値が重くなっているはず。このタイミングで下げるどころか、TOPIXがあっさり2021年9月の水準を超えてきたというのは非常に強い。ここから先は仮に大きめの下げがあったとしても、健全な調整と受け止められるだろう。日経平均もTOPIXにキャッチアップして2021年9月につけた30795.78円を超えていく展開に期待したい。しばらくは買う理由のあるものを探すような地合いが続くと見込まれる。あすの引け後には4月の訪日外客数が発表される。インバウンド関連は決算に対する株価の反応はともかく、着地は好内容が確認できたものが多かった。これらが日本株一段高につながる動きを見せてくれるかに注目したい。
東証プライムの売買代金は概算で3兆5500億円。業種別では電気・ガス、医薬品、電気機器などが上昇している一方、海運、保険、ガラス・土石などが下落した。今期の最終黒字見通しや増配計画、自己株取得発表などが好感されたT&Dホールディングス<8795.T>が急伸。半面、前期の営業赤字転落や今期の減配計画が嫌気されたコニカミノルタ<4902.T>が急落した
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり995/値下がり767。東京エレクトロン、レーザーテックなど半導体株が強く、アドバンテストは5%を超える上昇。主力企業で決算を発表したところでは、リクルートHDや三菱UFJが買いを集めた。好決算が確認できた遊技機関連の円谷フィールズとマースGHDが、ともに一時ストップ高となるなど急騰。QBネット、サンドラッグ、すかいらーくHDなど小売・サービス関連に決算で跳ねる銘柄が多かった。今期は営業赤字見通しながら売上高は大幅増を見込むアイスペースがストップ高となり、1000円の大台を回復した。
一方、公募増資観測が流れた楽天Gが連日の大幅下落。今期が大幅最終減益計画となった日本郵政が7%近い下落となった。スズキ、電通G、ヤマシンフィルタが決算を受けて大幅下落。今期も営業赤字継続見込みのRIZAPが急落し、今期減益計画のFFJがストップ安となるなどフィットネス関連が派手に売られた。特段の弱材料は観測されなかったが、日本郵船など海運大手3社の弱さが目立った。
日経平均は4日続伸。決算発表も終盤を迎えたが、良い意味で前日までと大きな変化はなく、終日しっかりとした動きが続いた。決算発表一巡後の下落が警戒されているのであれば、先週辺りから上値が重くなっているはず。このタイミングで下げるどころか、TOPIXがあっさり2021年9月の水準を超えてきたというのは非常に強い。ここから先は仮に大きめの下げがあったとしても、健全な調整と受け止められるだろう。日経平均もTOPIXにキャッチアップして2021年9月につけた30795.78円を超えていく展開に期待したい。しばらくは買う理由のあるものを探すような地合いが続くと見込まれる。あすの引け後には4月の訪日外客数が発表される。インバウンド関連は決算に対する株価の反応はともかく、着地は好内容が確認できたものが多かった。これらが日本株一段高につながる動きを見せてくれるかに注目したい。