ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では136.47円と22時時点(136.10円)と比べて37銭程度のドル高水準だった。4月米鉱工業生産や5月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が予想を上回ったことが伝わると、米長期金利の上昇とともに円売り・ドル買いが活発化。前日の高値136.32円を上抜けて一時136.53円まで上値を伸ばした。
 なお、メスター米クリーブランド連銀総裁は「金利は十分に制限された水準にない」と述べたほか、バーキン米リッチモンド連銀総裁は「インフレについてはまだ納得が得られない」「必要なら追加利上げの可能性」などと語った。

 ユーロドルは弱含み。24時時点では1.0866ドルと22時時点(1.0881ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。米経済指標の上振れで米金利が上昇するとユーロ売り・ドル買いが優勢となった。23時30分前に一時1.0860ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は強含み。24時時点では148.30円と22時時点(148.09円)と比べて21銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入り一時148.38円と本日高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出るとやや伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.69円 - 136.53円
ユーロドル:1.0860ドル - 1.0905ドル
ユーロ円:147.61円 - 148.38円


(中村)
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