ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上昇一服

 19日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。24時時点では138.52円と22時時点(138.56円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。米債務上限をめぐる協議の行方に楽観的な見方が広がる中、米長期金利の上昇基調が継続すると一時138.65円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値138.73円や前日に付けた年初来高値138.75円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。市場では「このあと予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)とバーナンキ元FRB議長の対談内容を見極めたい」との声が聞かれた。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0786ドルと22時時点(1.0805ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。21時30分過ぎに一時1.0823ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0848ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出た。
 なお、米長期金利の指標である米10年債利回りは一時3.7186%前後と3月13日以来約2カ月ぶりの高水準を付けた。

 ユーロ円は24時時点では149.41円と22時時点(149.72円)と比べて31銭程度のユーロ安水準。22時前に一時149.80円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。ユーロドルにつれた動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.97円 - 138.73円
ユーロドル:1.0760ドル - 1.0823ドル
ユーロ円:148.75円 - 149.80円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。