東京マーケットダイジェスト・22日 円上値重い・日経平均33年ぶり高値

(22日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=137.98円(前営業日NY終値比横ばい)
ユーロ円:1ユーロ=149.18円(△0.19円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0811ドル(△0.0006ドル)
日経平均株価:31086.82円(前営業日比△278.47円)
東証株価指数(TOPIX):2175.90(△14.21)
債券先物6月物:148.82円(△0.17円)
新発10年物国債利回り:0.380%(▲0.020%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00100%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)     <発表値>     <前回発表値>
3月機械受注
前月比             ▲3.9%     ▲4.5%
前年同月比           ▲3.5%      9.8%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。時間外の米10年債利回りが低下したことなどを受けて売りが先行し、一時137.50円まで下落した。ただ、先週末安値の137.43円が目先のサポートとして意識されると一巡後は買い戻しが優勢に。日経平均株価が1990年7月以来、約33年ぶりに3万1000円台を回復する堅調な動きを見せたほか、米金利が低下幅を縮めたことを支えに15時過ぎには138.04円まで反発した。

・ユーロ円は底堅い。総じてドル円と同様の展開となり、午前には一時148.84円まで下押ししたものの、その後は日本株高を材料視に149.28円まで切り返した。

・ユーロドルは上値が重い。米長期金利の低下やドル円の下落を眺めながら一時1.0830ドルと先週末高値の1.0829ドルをわずかに上回った。ただ、その後はドル円が反発するにつれて1.0808ドル付近まで失速した。

・日経平均株価は8日続伸。序盤は利食い売りが先行し120円近く下落する場面があったが、下値は限られ、その後は徐々に買い戻しが優勢に。引き続き海外勢からの断続的な買いが観測され、280円高近くの高値引けに。終値で約33年ぶりに3万1000円台を回復した。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反発。米債務上限問題を巡る協議の行方が懸念されるなか、相対的に安全資産とされる債券需要が高まった。一時148.90円まで上値を伸ばした。


(越後)
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