東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値が重い

 22日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。17時時点では137.83円と15時時点(137.98円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが低下幅を縮めると15時過ぎには138.04円まで強含んだが、買いの勢いは続かず上値が重い。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0806ドルと15時時点(1.0811ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。欧州入り直後には1.0796ドルまで弱含む場面もあったが、同水準に位置する日足一目均衡表・雲の下限では支えられ、もみ合いに終始。
 なお、週末に行われたギリシャ総選挙では、与党・中道右派「新民主主義党(ND)」が第1党を維持したことで、ギリシャ株とギリシャ債は大幅に買われた。もっとも、過半数を獲得できなかったことで、7月上旬までに再選挙が実施される公算が高まっていることで、ユーロ相場への影響は限定的。

 ユーロ円は小安い。17時時点では148.94円と15時時点(149.18円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上値が重いことで、ユーロ円も小安く推移。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.50円 - 138.04円
ユーロドル:1.0796ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:148.84円 - 149.28円


(松井)
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