東京外国為替市場概況・12時 ドル円 小幅の買い戻し

 1日の東京外国為替市場でドル円は小幅の買い戻し。12時時点では139.45円とニューヨーク市場の終値(139.34円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米下院での債務上限停止法案の可決を受けて買い戻しが入った。低下気味に推移していた時間外の米10年債利回りが3.66%台まで上昇に転じた動きも支えに139.55円まで上値を伸ばした。ただ、引き続き米6月追加利上げ観測の後退が重しとなり上値は限られている。

 ユーロ円はじり高。12時時点では149.08円とニューヨーク市場の終値(148.95円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。ドル円につれた動きとなるなか148円後半で売りが先行したが、ドル円の持ち直しに149.19円まで連れ高となった。

 ユーロドルはもみ合い。12時時点では1.0690ドルとニューヨーク市場の終値(1.0689ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。NY終値を挟んでこう着相場が続いており、本日これまでのレンジは17Pips程度にとどまっている。

 人民元は買い戻しが優勢。昨日は中国統計局が発表した中国5月製造業購買担当者景気指数(PMI)の弱い結果を受けて人民元は売りに押されたが、本日発表の中国5月Caixin製造業PMIが予想比上振れし、景気判断の分岐点とされる50を上回ったことで、人民元に買い戻しが入った。オフショア市場でドル/人民元(CNH)は7.1021元までCNH高となり、CNH円は19.63円までじり高となった。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.97円 - 139.55円
ユーロドル:1.0680ドル - 1.0697ドル
ユーロ円:148.63円 - 149.19円

(金)
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