東京外国為替市場概況・10時 ドル円、売り一服

 1日の東京外国為替市場でドル円は売り一服。10時時点では139.18円とニューヨーク市場の終値(139.34円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。8時半過ぎには先月25日以来となる138.97円まで弱含んだが、日経平均株価がプラスに転じ、徐々に上げ幅を広げるとドル円も139.30円台を回復し売りは一服した。しかしながら、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退していることで、上値も抑えられている。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0686ドルとニューヨーク市場の終値(1.0689ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル売りに連れて1.0697ドルまで買われる場面もあったが、対円でのドル売りが収まったことでユーロドルも上値を広げることが出来なかった。総じて対円でのドルの動きに連れているが、いまだにレンジは13Pipsしかなく、昨日NY引け値近辺で小幅な値動き。

 ユーロ円は上値が重い。10時時点では148.74円とニューヨーク市場の終値(148.95円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れて148.63円まで弱含んだが、昨日安値148.59円を割り込めず148.95円前後まで買い戻された。もっとも、東京仲値通過後からは再び上値が重くなっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.97円 - 139.37円
ユーロドル:1.0684ドル - 1.0697ドル
ユーロ円:148.63円 - 149.05円


(松井)
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