ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では155.30円と22時時点(155.32円)と比べて2銭程度のドル安水準だったが、23時前に一時155.53円と日通し高値を付けた。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出た。
 なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するバーキン米リッチモンド連銀総裁は「CPIはまだFRBが目指す目標には達していない」「我々は正しい道を進んでいるものの、もう少し時間がかかりそうだ」などと語った。

 ユーロドルは24時時点では1.0870ドルと22時時点(1.0863ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。この日発表の米経済指標は低調な内容だったが、米長期金利が上昇に転じたことでドル買いが優勢となった。23時過ぎには一時1.0854ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は強含み。24時時点では168.81円と22時時点(168.72円)と比べて9銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時168.85円と本日高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.60円 - 155.53円
ユーロドル:1.0854ドル - 1.0895ドル
ユーロ円:167.33円 - 168.85円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。