東京マーケットダイジェスト・22日 円小幅安・NZドル高・株安

(22日15時時点)
ドル円:1ドル=156.30円(前営業日NY終値比△0.13円)
ユーロ円:1ユーロ=169.70円(△0.19円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0857ドル(△0.0003ドル)
日経平均株価:38617.10円(前営業日比▲329.83円)
東証株価指数(TOPIX):2737.36(▲22.36)
債券先物6月物:143.65円(▲0.07円)
新発10年物国債利回り:0.990%(△0.0010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.11900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)    <発表値>    <前回発表値>
4月貿易統計(通関ベース)
    季節調整前     4625億円の赤字  3870億円の黒字・改
    季節調整済     5608億円の赤字  6819億円の赤字・改
3月機械受注(船舶・電力除く民需)
    前月比         2.9%       7.7%
    前年同月比       2.7%      ▲1.8%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・NZドルは上昇。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は政策金利を予想通りに5.50%で据え置いたが、同時に発表された声明文では2025年の第1・第2四半期の政策金利予想を上方修正し、利下げ開始時期を2025年後半とした。金融政策の公表後にNZドルは買いが進み、対ドルで0.6152ドル、対円で96.11円まで上値を伸ばした。

・ドル円は小高い。仲値に向けた買いが観測されたほか、時間外取引での米金利上昇なども支えとなり、一時156.39円まで値を上げた。

・ユーロ円も小高い。手掛かり材料は乏しかったものの、ドル円やNZドル円などの上昇につれて円売り・ユーロ買いが進み、一時169.80円まで値を上げた。

・ユーロドルはもみ合い。1.08ドル台半ばでの方向感を欠いた動きに終始した。

・日経平均株価は続落。半導体関連株などを中心に売りが強まった。国内債券市場で新発10年物国債利回りが1%の大台に乗せたことも株式相場の重しとなり、指数は一時350円超安まで下押しした。

・債券先物相場は4日続落。昨日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行したものの、日銀が国債買い入れの減額に動くとの思惑を手掛かりにした売りが徐々に強まった。新発10年物国債利回りは2013年5月以来となる1%の大台に乗せた。

(岩間)
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