1日香港株=反発スタートか、6月の米利上げ見送りへの期待高まる

 1日の香港市場は反発スタートか。ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)理事などが6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りを支持するとの発言を受けて、CMEのフェド・ウォッチが示す6月FOMCでの政策金利据え置き確率は前日の33%から65%に上昇した。香港市場で前日のハンセン指数は半年ぶり安値を付けた後とあって、6月の米利上げの見送りへの期待から買い戻しが入る可能性がある。

 ただ、ジェファーソン理事らは高いインフレを防ぐために利上げを再開する可能性も示唆しており、米金融引き締めの長期化への懸念は残る。また、きょうは日本時間の午前中に米連邦政府の債務上限を巡る合意案の下院での採決が行われるほか、日本時間の午前10時45分に財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。結果次第では相場の波乱要因となる可能性がある。

 5月31日のNY市場でダウ指数は134.51米ドル安と2日続落。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。主力株ではHSBC(00005)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)が香港終値を下回った半面、AIAグループ(01299)、JDドットコム(09618)が上回って引けた。
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