NY株見通し-底堅い展開か 6月消費者信頼感指数・期待インフレ率速報値に注目
今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日は5月小売売上高が予想に反して増加したことや新規失業保険申請件数が予想を上回る悪化となったことで、景気後退(リセッション)懸念が和らぐと同時に利上げ打ち止め期待も高まった。ダウ平均は428.73ドル高(+1.26%)と大幅に反発し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ1.22%高、1.15%高と、ともに6日続伸した。週初来ではダウ平均が1.57%高と3週続伸ペースとなり、S&P500が2.95%高と5週続伸ペース。ナスダック総合は3.95%高と8週続伸ペースとなった。引け後の動きでは予想を上回る決算や強い見通しを発表したアドビが時間外で3.5%上昇した。
来週月曜日がジュンティーンスの祝日で休場となるため、3連休前の取引となる今晩は週初からの上昇で利益確定売りが上値圧迫要因となることが予想されるものの、テクニカルやセンチメントの改善を背景に底堅い展開か。経済指標で消費者心理の改善や期待インフレ率の低下が確認できれば、もう一段の上値追いも期待できそうだ。また、6月の第3金曜日で、株価指数先物・オプション、個別株オプションなどの最終売買日が重なるクワドルプル・ウィッチングに絡む売買増加には注意が必要か。
今晩の米経済指標・イベントは6月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月16日、14:00)
来週月曜日がジュンティーンスの祝日で休場となるため、3連休前の取引となる今晩は週初からの上昇で利益確定売りが上値圧迫要因となることが予想されるものの、テクニカルやセンチメントの改善を背景に底堅い展開か。経済指標で消費者心理の改善や期待インフレ率の低下が確認できれば、もう一段の上値追いも期待できそうだ。また、6月の第3金曜日で、株価指数先物・オプション、個別株オプションなどの最終売買日が重なるクワドルプル・ウィッチングに絡む売買増加には注意が必要か。
今晩の米経済指標・イベントは6月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月16日、14:00)