10日香港株=堅調か、アント・グループに罰金71億元 中国の物価統計に注目
週明け10日の香港市場は堅調か。中国人民銀行(中央銀行)が7日、中国のネット通販最大手、アリババ集団(09988)傘下の金融会社、アント・グループに対して71億2300万元の罰金を科すと発表。中国人民銀行は2020年11月以来、監督管理強化などの観点からアント・グループやテンセント(00700)などのプラットフォーム企業に対して全面的な是正作業を進めていたと説明。プラットフォーム企業の金融業務で目立った問題は大部分がすでに是正されたとしている。罰金支払いにより、アント・グループは上場計画の再開なども再び視野に入ることとなり、7日のNY市場では、アリババ集団の米国預託証券(ADR)が8%上昇した。
一方、中国では景気先行き不安が根強いなか、日本時間午前10時30分に6月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表される予定で、結果によっては相場の波乱要因となる可能性もある。市場コンセンサス予想はCPIが0.2%上昇、PPIが5.0%増下落。
7日のNY株式相場は主要3指数がそろって3日続落。注目された米6月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想を下回ったものの、賃金の伸びが予想を上回ったことで米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化見通しが引き続き株式相場の重しとなった。
一方、中国では景気先行き不安が根強いなか、日本時間午前10時30分に6月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表される予定で、結果によっては相場の波乱要因となる可能性もある。市場コンセンサス予想はCPIが0.2%上昇、PPIが5.0%増下落。
7日のNY株式相場は主要3指数がそろって3日続落。注目された米6月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想を下回ったものの、賃金の伸びが予想を上回ったことで米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化見通しが引き続き株式相場の重しとなった。