26日香港株=方向感乏しいか、米FRB議長会見控え様子見

 26日の香港市場は方向感を欠く相場か。日本時間27日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表され、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が記者会見する。米金融政策の方向性を探りたいとして様子見ムードが広がりそうだ。前日のハンセン指数は大幅に反発し、終値ベースで6月20日以来およそ1カ月ぶりの高値を付けただけに、利益確定売りが出やすい状況。半面、米株式相場の続伸が投資家心理を支えとなるだろう。

 25日のNY市場はダウ平均が12営業日続伸。2017年2月以来の長期連騰を記録した。発表が本格化した第2四半期決算がおおむね良好な結果となったことが引き続き支援となった。ハイテク株主体のナスダック総合は続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、アジア保険会社のAIAグループ(01299)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って引けた。

 決算発表や業績見通しなどの個別材料が出た銘柄の取引が引き続き活発となるだろう。きょうはIMAXチャイナ(01970)が2023年6月中間決算、新東方教育科技(09901)が2023年3-5月期決算を発表する。
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