NYマーケットダイジェスト・31日 株高・金利上昇・円安
(31日終値)
ドル・円相場:1ドル=142.29円(前営業日比△1.13円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.47円(△1.05円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0997ドル(▲0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:35559.53ドル(△100.24ドル)
ナスダック総合株価指数:14346.02(△29.36)
10年物米国債利回り:3.96%(△0.01%)
WTI原油先物9月限:1バレル=81.80ドル(△1.22ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2009.2ドル(△9.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月米シカゴ購買部協会景気指数 42.8 41.5
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。日銀の臨時国債買い入れオペ実施を受けた円売りの流れがNY市場に入っても続いた。22時30分前には一時142.68円と日通し高値を付けた。
ただ、7月米シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことが伝わると142.01円付近まで伸び悩んだ。10日の高値143.01円がレジスタンスとして意識された面もあった。
もっとも、NY時間に限れば大きな方向感は出なかった。市場の関心は明日1日発表の7月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数や3日の7月米ISM非製造業指数、4日の7月米雇用統計など、米重要指標の結果に向かっており、積極的な売買は手控えられた。
・ユーロドルは反落。欧州時間発表の7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)コア速報値や4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が予想より強い内容となったことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行。7月米シカゴPMIが予想を下回ったこともユーロ買い・ドル売りを促し、一時1.1046ドルと日通し高値を更新した。
ただ、前週末の高値1.1047ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると、一時1.0994ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円は続伸。日銀の臨時国債買い入れオペ実施を受けた円売りの流れが継続し、一時157.28円と日通し高値を付けた。ただ、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると156.36円付近まで上値を切り下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。前週末に公表された米インフレ指標の下振れを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続観測が後退する中、株式への買いが続いた。ただ、今週予定されている大手ハイテク企業の決算発表を控えて、一本調子で上昇する展開にはならなかった。指数は小幅に下げる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは小反落。7月米ISM製造業景気指数や7月米ISM非製造業指数、7月米雇用統計など重要指標の発表を控える中、ポジション調整目的の売りがやや優勢となった。ただ、市場では「月末の機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入った」との声も聞かれ、下値は限定的だった。
・原油先物相場は3日続伸。サウジアラビアなど主要産油国による減産が延長されるとの期待が相場を下支え。その一方で世界的な原油需要は今後拡大していくとの見方から買いが入った。
・金先物相場は続伸。前週末に公表された米インフレ関連指標で伸び鈍化が確認され、米利上げ観測の後退を手掛かりにした買いが入った。終値としては約2カ月半ぶりに2000ドルの大台を回復した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=142.29円(前営業日比△1.13円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.47円(△1.05円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0997ドル(▲0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:35559.53ドル(△100.24ドル)
ナスダック総合株価指数:14346.02(△29.36)
10年物米国債利回り:3.96%(△0.01%)
WTI原油先物9月限:1バレル=81.80ドル(△1.22ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2009.2ドル(△9.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月米シカゴ購買部協会景気指数 42.8 41.5
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。日銀の臨時国債買い入れオペ実施を受けた円売りの流れがNY市場に入っても続いた。22時30分前には一時142.68円と日通し高値を付けた。
ただ、7月米シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことが伝わると142.01円付近まで伸び悩んだ。10日の高値143.01円がレジスタンスとして意識された面もあった。
もっとも、NY時間に限れば大きな方向感は出なかった。市場の関心は明日1日発表の7月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数や3日の7月米ISM非製造業指数、4日の7月米雇用統計など、米重要指標の結果に向かっており、積極的な売買は手控えられた。
・ユーロドルは反落。欧州時間発表の7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)コア速報値や4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が予想より強い内容となったことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行。7月米シカゴPMIが予想を下回ったこともユーロ買い・ドル売りを促し、一時1.1046ドルと日通し高値を更新した。
ただ、前週末の高値1.1047ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると、一時1.0994ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円は続伸。日銀の臨時国債買い入れオペ実施を受けた円売りの流れが継続し、一時157.28円と日通し高値を付けた。ただ、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると156.36円付近まで上値を切り下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。前週末に公表された米インフレ指標の下振れを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続観測が後退する中、株式への買いが続いた。ただ、今週予定されている大手ハイテク企業の決算発表を控えて、一本調子で上昇する展開にはならなかった。指数は小幅に下げる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは小反落。7月米ISM製造業景気指数や7月米ISM非製造業指数、7月米雇用統計など重要指標の発表を控える中、ポジション調整目的の売りがやや優勢となった。ただ、市場では「月末の機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入った」との声も聞かれ、下値は限定的だった。
・原油先物相場は3日続伸。サウジアラビアなど主要産油国による減産が延長されるとの期待が相場を下支え。その一方で世界的な原油需要は今後拡大していくとの見方から買いが入った。
・金先物相場は続伸。前週末に公表された米インフレ関連指標で伸び鈍化が確認され、米利上げ観測の後退を手掛かりにした買いが入った。終値としては約2カ月半ぶりに2000ドルの大台を回復した。
(中村)