東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ渋り

 14日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。12時時点では144.97円とニューヨーク市場の終値(144.96円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。9時台に145.22円まで昨年11月以来の高値を更新するも、一巡後には145円前後で伸び悩み。そういったなか、10時過ぎに売りが持ち込まれると一気に144.66円まで下げ足を速めた。ただし特段のニュースが出ていたわけでもないため直ぐに切り返し、米長期金利の上昇基調も支えに145円まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は上値重い。12時時点では158.45円とニューヨーク市場の終値(158.78円)と比べて33銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が急落した場面では158.26円までつれ安となり、一巡後の戻しも158.50円台までと限られた。弱いアジア株式市場を眺めてオセアニア通貨のクロス円を中心にリスク回避の円買いが進み、ユーロ円も影響された。
 豪ドル円は9時台の94円前半から93.58円、NZドル円が86円後半から86.29円までオセアニア通貨安・円高が進んだ。

 ユーロドルはじり安。12時時点では1.0930ドルとニューヨーク市場の終値(1.0949ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準。先週末のニューヨーク市場の流れが引き継がれ、1.0930ドルまでユーロ売りが進んだ。時間外の米10年債利回りが上昇基調なことも重しとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.66円 - 145.22円
ユーロドル:1.0930ドル - 1.0961ドル
ユーロ円:158.26円 - 158.85円


(小針)
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