欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、年初来高値更新

 14日の欧州外国為替市場でドル円は年初来高値を更新。22時時点では145.34円と20時時点(145.01円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。一時上げ幅を削っていた米2年債利回りが4.94%台まで上昇すると、ドルがほぼ全面高に。ドル円は東京時間に付けた年初来高値を更新し、昨年11月以来となる145.40円まで上値を広げた。また、中国経済の停滞懸念から中国・香港株が大幅安で引けたが、NY勢参入後は人民元(CNH)が売られ、円同様に昨年11月以来となる7.2927CNHまで弱含んだこともドル円の買いを促した。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0906ドルと20時時点(1.0944ドル)と比べて0.0038ドル程度のユーロ安水準だった。米金利上昇やアジア通貨に対するドル買いが重しになり、ユーロドルは7月7日以来となる1.0902ドルまで弱含んだ。また、ポンドドルも1.2645ドルまでじり安。

 ユーロ円は小安い。22時時点では158.51円と20時時点(158.71円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。ドル円は介入警戒感もあり伸び悩んでいる一方で、ユーロドルが徐々に下げ幅を広げたことでユーロ円は158円半ばまで下がり小安く推移。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.66円 - 145.40円
ユーロドル:1.0902ドル - 1.0961ドル
ユーロ円:158.19円 - 158.85円


(松井)
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