ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では145.80円と22時時点(145.86円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。7月米鉱工業生産が予想を上回ったことが伝わると円売り・ドル買いが先行。一時145.93円と年初来高値を更新した。
 ただ、節目の146.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため伸び悩んだ。市場では「政府・日銀が昨年9月に為替介入に踏み切った145円台後半では介入警戒感が強まっている」との声も聞かれ、145.66円付近まで下押しする場面があった。

 ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.0906ドルと22時時点(1.0901ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準となった。好調な米経済指標を受けてユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0896ドルと日通し安値を付けたものの、米10年債利回りが低下に転じると1.0923ドル付近まで下げ渋った。ただ、買い戻しが一巡すると再び1.0896ドル付近まで弱含んだ。

 ユーロ円は24時時点では159.02円と22時時点(159.02円)とほぼ同水準だった。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時159.20円と日通し高値を付けたものの、前日に付けた15年ぶりの高値159.34円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.31円 - 145.93円
ユーロドル:1.0896ドル - 1.0935ドル
ユーロ円:158.64円 - 159.20円


(中村)
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