ニューヨーク外国為替市場概況・14日 ドル円、6日続伸
14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は6日続伸。終値は145.56円と前営業日NY終値(144.96円)と比べて60銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが一時4.2129%前後と昨年11月以来の高水準を更新すると、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが先行。23時前に一時145.58円と昨年11月以来の高値を付けた。
ただ、米10年債利回りが4.14%台まで低下した場面ではドル円も145.18円付近まで伸び悩んだ。NY連銀の調査で米消費者の短期インフレ見通しが7月に4カ月連続で低下し、2021年4月以来の低水準となったことも相場の重し。もっとも、引けにかけては145.57円付近まで再び強含んだ。
ユーロドルは続落。終値は1.0906ドルと前営業日NY終値(1.0949ドル)と比べて0.0043ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりに全般ドル買いが先行すると、23時前に一時1.0875ドルと7月7日以来の安値を付けた。ただ、米長期金利が低下に転じた場面では1.0936ドル付近まで買い戻された。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.46と7月6日以来の高値を付けた。
ユーロ円は小幅ながら続落。終値は158.74円と前営業日NY終値(158.78円)と比べて4銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに一時158.26円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値158.19円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。2時前には158.80円付近まで持ち直した。
ロシアの通貨ルーブルは対ドルで一時102.23ルーブル前後と昨年3月以来1年5カ月ぶりの安値を付けた。欧米による対ロシア制裁の影響で経常収支が悪化する中、ルーブル売りが加速した。市場では「ルーブル安による資産の目減りを警戒したロシア国民のルーブル売り・外貨買いが出ている」との声も聞かれた。
ただ、ロシア中銀が「政策金利について討議するために明日15日に臨時会合を開く」と発表するとルーブルを買い戻す動きも見られ、99ルーブル台後半まで下げ渋る場面があった。
本日の参考レンジ
ドル円:144.66円 - 145.58円
ユーロドル:1.0875ドル - 1.0961ドル
ユーロ円:158.19円 - 158.85円
(中村)
ただ、米10年債利回りが4.14%台まで低下した場面ではドル円も145.18円付近まで伸び悩んだ。NY連銀の調査で米消費者の短期インフレ見通しが7月に4カ月連続で低下し、2021年4月以来の低水準となったことも相場の重し。もっとも、引けにかけては145.57円付近まで再び強含んだ。
ユーロドルは続落。終値は1.0906ドルと前営業日NY終値(1.0949ドル)と比べて0.0043ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりに全般ドル買いが先行すると、23時前に一時1.0875ドルと7月7日以来の安値を付けた。ただ、米長期金利が低下に転じた場面では1.0936ドル付近まで買い戻された。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.46と7月6日以来の高値を付けた。
ユーロ円は小幅ながら続落。終値は158.74円と前営業日NY終値(158.78円)と比べて4銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに一時158.26円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値158.19円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。2時前には158.80円付近まで持ち直した。
ロシアの通貨ルーブルは対ドルで一時102.23ルーブル前後と昨年3月以来1年5カ月ぶりの安値を付けた。欧米による対ロシア制裁の影響で経常収支が悪化する中、ルーブル売りが加速した。市場では「ルーブル安による資産の目減りを警戒したロシア国民のルーブル売り・外貨買いが出ている」との声も聞かれた。
ただ、ロシア中銀が「政策金利について討議するために明日15日に臨時会合を開く」と発表するとルーブルを買い戻す動きも見られ、99ルーブル台後半まで下げ渋る場面があった。
本日の参考レンジ
ドル円:144.66円 - 145.58円
ユーロドル:1.0875ドル - 1.0961ドル
ユーロ円:158.19円 - 158.85円
(中村)