NY為替見通し=株安で上値が重いが、日米金利差拡大傾向変わらずもみ合いか
本日のドル円は株安によるリスク回避の動きが進行したことで、上値が重く推移している。NY時間は引き続き株価次第の値動きになるだろうが、依然として日米の金利差拡大傾向が解消される見込みがないことで、下値も限定的になるか。
中国株が約7カ月半ぶりの安値を更新するなど、中国経済の景気停滞懸念が深刻になっている。これまで、景気支援策を打ち出してはいるが、どの政策も市場を反転させるような勢いがない。サプライズだった中期貸出制度(MLF)の1年物金利0.15%引き下げでも、市場の効果は限定的だったことを考えると、余程のサプライズの対策がない限りは人民元(CNH)買いや、中国株の反発は難しいか。
本日は米国市場から主だった経済指標の発表が無く、米株の決算も為替市場を動意づけるほど注目度が高いものがない。中国からのポジティブ・ネガティブのサプライズが無い限りは、週末を前にNY市場は限られたレンジ内での取引になりそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途は、これまでの本日の高値145.88円、その上は昨日のNY時間の高値146.30円
・想定レンジ下限
ドル円の下値目途は、これまでの本日の安値145.15円。その下は日足一目均衡表・転換線144.49円。
(松井)
中国株が約7カ月半ぶりの安値を更新するなど、中国経済の景気停滞懸念が深刻になっている。これまで、景気支援策を打ち出してはいるが、どの政策も市場を反転させるような勢いがない。サプライズだった中期貸出制度(MLF)の1年物金利0.15%引き下げでも、市場の効果は限定的だったことを考えると、余程のサプライズの対策がない限りは人民元(CNH)買いや、中国株の反発は難しいか。
本日は米国市場から主だった経済指標の発表が無く、米株の決算も為替市場を動意づけるほど注目度が高いものがない。中国からのポジティブ・ネガティブのサプライズが無い限りは、週末を前にNY市場は限られたレンジ内での取引になりそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途は、これまでの本日の高値145.88円、その上は昨日のNY時間の高値146.30円
・想定レンジ下限
ドル円の下値目途は、これまでの本日の安値145.15円。その下は日足一目均衡表・転換線144.49円。
(松井)