ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇一服

 21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。2時時点では146.18円と24時時点(146.29円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りの上昇を背景にドル買いが強まると、146.40円まで上値を伸ばした。しかしながら17日に付けた年初来高値146.56円が目先のレジスタンスとして意識され、米長期金利が上昇幅をやや縮小したこともドル売り戻しに繋がり、一時146.12円付近まで上値を切り下げた。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.0901ドルと24時時点(1.0887ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準となった。下げ幅を縮小したダウ平均や再び強含むナスダック総合などを眺め、それまで売り優勢だったオセアニア通貨が対ドルで反発。ユーロドルもつれる形で1.09ドル台を回復した。
 なお豪ドル/ドルは0.6387ドルを下値に0.64ドル台を回復し、NZドル/ドルは昨年11月以来の安値0.5897ドルをつけた後に0.5918ドル前後まで切り返した。

 ユーロ円はじり高。2時時点では159.36円と24時時点(159.26円)と比べて10銭程度のユーロ高水準。ドル円が日通し高値を更新したタイミングで17日につけた159.36円を上回り、2008年9月以来の高値となる159.38円まで上昇。その後ドル円は緩んだものの、強含むユーロドルに支えられて下押しは限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.15円 - 146.40円
ユーロドル:1.0870ドル - 1.0914ドル
ユーロ円:157.80円 - 159.38円


(小針)
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