ロンドン為替見通し=昨日は独CPIが支えとなったユーロ、ユーロ圏HICPへの反応に注目

 ロンドンタイムは、昨日の8月独消費者物価指数(CPI)速報値に続き、8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値の発表となる。市場予想は前年比+5.3%(7月 +5.5%)、コア指数も+5.3%(同 +5.5%)と、伸び鈍化が予想されている。

 しかし昨日の独CPIが予想比で強かったことがユーロを下支えした。本日の数字も予想比で強かった場合は底堅く推移する展開が連想しやすい。

 もちろん弱い結果となった場合は昨日来の底堅さを損なう要因になるだろう。欧州中央銀行(ECB)追加利上げ観測後退から、反動安が大きくなるリスクも想定して臨みたい。


想定レンジ上限
・ユーロドル:週足一目均衡表・転換線1.1021ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0815ドル前後で推移する200日移動平均線付近。

(関口)
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