東京マーケットダイジェスト・21日 ユーロ安・株安

(21日15時時点)
ドル円:1ドル=148.34円(前営業日NY終値比横ばい)
ユーロ円:1ユーロ=157.75円(▲0.40円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0634ドル(▲0.0027ドル)
日経平均株価:32571.03円(前営業日比▲452.75円)
東証株価指数(TOPIX):2383.41(▲22.59)
債券先物12月物:145.32円(▲0.25円)
新発10年物国債利回り:0.745%(△0.025%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00300%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円はもみ合い。時間外の米金利上昇を手掛かりにした買いが先行し、一時148.46円まで年初来の高値を更新した。もっとも、松野官房長官が「為替の過度な変動にはあらゆる選択肢を排除しない」などの見解を示すと政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まり、148.19円付近まで失速した。その一方で明日に日銀の金融政策公表を控えるなか、売りの勢いも長続きはしなかった。

・ユーロドルは弱含み。米金利の上昇を手掛かりにしたユーロ売り・ドル買いが進んだ。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)からの流れを引き継いで全般にドル買いの動きが目立つなか、3月17日以来の安値となる1.0617ドルまで下押し。その後は売り一服となったが戻りも限られた。

・ユーロ円も弱含み。11時30分過ぎに157.38円まで下押す場面があったが、一巡後は157.80円台まで下げ渋った。総じてドル円やユーロドルにつれた動きとなった。

・日経平均株価は3日続落。昨日のFOMCを受けて米金融引き締めの長期化観測が高まるなか、株式市場は全般売りに押された。前日の米国株式市場でハイテク株の下げが目立っていたこともあり、半導体関連株を中心に売りが先行。株価指数先物主導で下げ幅を拡大し、指数は一時470円超安まで下押しした。

・債券先物相場は反落。昨日の米国債券相場が下落し、この日の国内債にも売りが波及した。時間外の米長期金利が上昇したことも相場の重しとなり、一時145円28銭まで下押す場面も見られた。

(岩間)
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