東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ幅拡大

 29日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ幅拡大。17時時点では148.77と15時時点(149.17円)と比べて40銭程度のドル安水準だった。全米自動車労働組合(UAW)のストライキ拡大や米政府機関の閉鎖の可能性が高まっていることもあり、ドルロングを閉じる傾向が強まった。米10年債利回りが4.53%台まで低下したことも重しになり、ドル円は25日以来となる148.53円まで下げ幅を拡大した。

 ユーロドルは強含み。17時時点では1.0606ドルと15時時点(1.0577ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。ドルがほぼ全面安の展開になり、ユーロドルは1.0611ドルまで強含んだ。また、ポンドドルは1.2254ドル、豪ドル/ドルは0.6486ドル、NZドル/ドルは0.6035ドルまで上値を広げた。

 ユーロ円は神経質な動き。17時時点では157.79円と15時時点(157.77円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下げ幅を広げると、一時157.41円まで連れ安になった。もっとも、ユーロに対しても徐々にドル売りが入ったことで下落の勢いは弱まり、再び157円後半に戻し神経質な動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.53円 - 149.50円
ユーロドル:1.0558ドル - 1.0611ドル
ユーロ円:157.41円 - 158.11円

(松井)
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