東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小幅安

 19日午後の東京外国為替市場でドル円は小幅安。15時時点では149.78円と12時時点(149.80円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.966%台まで上昇していることで、高値圏で推移したものの、日経平均株価の大幅下落や神田財務官の発言「過度な変動があったら適切に対応する。為替はファンダメンタルズに沿って安定推移がいい」を受けて、伸び悩んだ。神田財務官は「為替市場は膠着している。マーケットは方向感を失っている。中東情勢で市場のリスク回避に懸念。為替に大きな影響を与える金利自体も投機の対象」などと述べた。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では1.0533ドルと12時時点(1.0535ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが4.966%台まで上昇していることで、一時1.0529ドルまで下値を広げた。

 豪ドル/ドルは0.6296ドル、NZドル/ドルは0.5820ドル、ポンドドルは、1.2113ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は15時時点では157.76円と12時時点(157.82円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。日米中の株価指数が弱含みに推移していることで、157.69円まで下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.67円 - 149.93円
ユーロドル:1.0529ドル - 1.0542ドル
ユーロ円:157.69円 - 157.97円

(山下)
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