ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、もみ合い

 20日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは底堅い。2時時点では1.0589ドルと24時時点(1.0588ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準となった。米10年債利回りが一時4.90%を割り込み、昨日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演時につけた水準付近まで低下。しかしながらユーロドルは昨日のような勢いはでず、1.05ドル後半での上下が続いた。
 なおメスター米クリーブランド連銀総裁の発言、「あと1回の利上げは自身の見解と一致」「FRBは利上げサイクルのピークかそれに近い状態にある」などが伝わっている。

 ユーロ円はやや上値が重い。2時時点では158.68円と24時時点(158.70円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。値幅は狭かったものの、全面安で終えた欧州株やマイナス圏推移の米株を眺めながら158.59円付近まで下押す場面があった。

 ドル円は小動き。2時時点では149.85円と24時時点(149.89円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。高値圏から離れる様子もなく、149.80円台での上下が続いた。
 ところで、米下院は依然として議長選出に手間取っている。共和党が候補に選んだジョーダン下院司法委員長はこの日、3回目の投票でも当選に必要な票を得られなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.69円 - 149.99円
ユーロドル:1.0565ドル - 1.0600ドル
ユーロ円:158.34円 - 158.93円


(小針)
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