欧州マーケットダイジェスト・22日 株小高い・金利まちまち・円安
(22日終値:23日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=142.50円(22日15時時点比△0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.92円(△0.38円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1016ドル(△0.0019ドル)
FTSE100種総合株価指数:7697.51(前営業日比△2.78)
ドイツ株式指数(DAX):16706.18(△18.76)
10年物英国債利回り:3.505%(▲0.024%)
10年物独国債利回り:1.979%(△0.015%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月独輸入物価指数
前月比 ▲0.1% 0.3%
前年比 ▲9.0% ▲13.0%
11月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 1.3% 0.0%・改
前年比 0.1% ▲2.5%・改
10月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 1.3% 0.2%・改
前年比 0.3% ▲2.1%・改
7-9月期英国内総生産(GDP)改定値
前期比 ▲0.1% 0.0%
前年同期比 0.3% 0.6%
7-9月期英経常収支 172億ポンドの赤字 240億ポンドの赤字・改
12月仏消費者信頼感指数 89 88・改
11月仏卸売物価指数(PPI)
前月比 2.4% ▲0.1%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。11月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)が前年同月比2.6%と予想の2.8%を下回り、変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比3.2%上昇と予想の3.3%を下回ると、米インフレ鈍化が再確認され、米連邦準備理事会(FRB)が2024年に利下げに踏み切るとの期待が高まった。23時過ぎには一時141.89円付近まで下押しした。
ただ、アジア時間に付けた日通し安値141.87円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇に転じ、3.91%台まで上昇すると円売り・ドル買いがさらに強まり、一時142.66円と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは伸び悩み。米耐久財受注額が予想を上回ったことを受けて一時1.1002ドル付近まで売られたものの、米物価指標の下振れで23時過ぎには一時1.1040ドルと8月10日以来の高値を更新した。市場では「インフレ率はFRBが目標とする2%に近づきつつある。マーケットはFRBが来年前半から利下げを開始すると楽観視している」との声が聞かれた。
ただ、米長期金利が上昇に転じると上値が重くなり、2時過ぎには1.1000ドル付近まで押し戻された。来週のクリスマスに伴い長期休暇を取る参加者も多く、商いは低調。大きな方向感が出にくい面もあった。
・ユーロ円はじり高。しばらくは156円台半ばでのもみ合いが続いていたが、安く始まったダウ平均が上昇に転じると円売り・ユーロ買いがじわりと強まった。2時前に一時156.99円と本日高値を更新した。
・ロンドン株式相場は小反発。来週のクリスマスに伴い長期休暇を取る参加者が多く、商いは低調。方向感も乏しかった。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値上がりした。
なお、クリスマスの連休を前に本日は短縮取引だった。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反発。前日の米国株相場の上昇を受けて買いが先行したものの、クリスマス休暇に入っている市場参加者が多く、商いは低調だった。個別ではBMW(1.09%高)やコメルツ銀行(0.94%高)、キアゲン(0.85%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=142.50円(22日15時時点比△0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.92円(△0.38円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1016ドル(△0.0019ドル)
FTSE100種総合株価指数:7697.51(前営業日比△2.78)
ドイツ株式指数(DAX):16706.18(△18.76)
10年物英国債利回り:3.505%(▲0.024%)
10年物独国債利回り:1.979%(△0.015%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月独輸入物価指数
前月比 ▲0.1% 0.3%
前年比 ▲9.0% ▲13.0%
11月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 1.3% 0.0%・改
前年比 0.1% ▲2.5%・改
10月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 1.3% 0.2%・改
前年比 0.3% ▲2.1%・改
7-9月期英国内総生産(GDP)改定値
前期比 ▲0.1% 0.0%
前年同期比 0.3% 0.6%
7-9月期英経常収支 172億ポンドの赤字 240億ポンドの赤字・改
12月仏消費者信頼感指数 89 88・改
11月仏卸売物価指数(PPI)
前月比 2.4% ▲0.1%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。11月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)が前年同月比2.6%と予想の2.8%を下回り、変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比3.2%上昇と予想の3.3%を下回ると、米インフレ鈍化が再確認され、米連邦準備理事会(FRB)が2024年に利下げに踏み切るとの期待が高まった。23時過ぎには一時141.89円付近まで下押しした。
ただ、アジア時間に付けた日通し安値141.87円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇に転じ、3.91%台まで上昇すると円売り・ドル買いがさらに強まり、一時142.66円と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは伸び悩み。米耐久財受注額が予想を上回ったことを受けて一時1.1002ドル付近まで売られたものの、米物価指標の下振れで23時過ぎには一時1.1040ドルと8月10日以来の高値を更新した。市場では「インフレ率はFRBが目標とする2%に近づきつつある。マーケットはFRBが来年前半から利下げを開始すると楽観視している」との声が聞かれた。
ただ、米長期金利が上昇に転じると上値が重くなり、2時過ぎには1.1000ドル付近まで押し戻された。来週のクリスマスに伴い長期休暇を取る参加者も多く、商いは低調。大きな方向感が出にくい面もあった。
・ユーロ円はじり高。しばらくは156円台半ばでのもみ合いが続いていたが、安く始まったダウ平均が上昇に転じると円売り・ユーロ買いがじわりと強まった。2時前に一時156.99円と本日高値を更新した。
・ロンドン株式相場は小反発。来週のクリスマスに伴い長期休暇を取る参加者が多く、商いは低調。方向感も乏しかった。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値上がりした。
なお、クリスマスの連休を前に本日は短縮取引だった。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反発。前日の米国株相場の上昇を受けて買いが先行したものの、クリスマス休暇に入っている市場参加者が多く、商いは低調だった。個別ではBMW(1.09%高)やコメルツ銀行(0.94%高)、キアゲン(0.85%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)