東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下落一服

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は下落が一服。15時時点では150.18円と12時時点(150.26円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。午前中からの売り戻しの流れが継続され、時間外の米10年債利回りの反発が限られことも重しに150.08円まで本日レンジの下限を広げた。しかしながら節目150円を前に下げ渋ると、150.20円付近まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は下げ渋り。15時時点では161.13円と12時時点(161.21円)と比べて8銭程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に下値を試すと、161.02円までユーロ安円高に傾いた。もっとも昨日安値160.96円が目先の支持水準として意識され、161.10円台まで持ち直している。日経平均は3万8000円台を維持して前日比454円高で大引けしたものの、クロス円全般に反応は弱かった。
 豪ドル円は12時台に97.49円付近まで持ち直したところから、再び97.30円台まで下押しする場面があった。午前に発表された弱い1月豪雇用統計の影響が残った。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0729ドルと12時時点(1.0729ドル)とほぼ同水準だった。1.0730ドル付近で動意が薄かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.08円 - 150.58円
ユーロドル:1.0725ドル - 1.0736ドル
ユーロ円:161.02円 - 161.59円


(小針)
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