東京マーケットダイジェスト・4日 ドル円底堅い、日経平均は初の4万円台

(4日15時時点)
ドル円:1ドル=150.30円(前営業日NY終値比△0.18円)
ユーロ円:1ユーロ=162.99円(△0.31円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0844ドル(△0.0007ドル)
日経平均株価:40109.23円(前営業日比△198.41円)
東証株価指数(TOPIX):2706.28(▲3.14)
債券先物3月物:146.45円(△0.13円)
新発10年物国債利回り:0.710%(▲0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.03000%(△0.01000)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)           <発表値>  <前回発表値>
10-12月期法人企業統計調査・ソフトウェア含む全産業設備投資額 (前年同期比)                       
                      16.4%      3.4%
2月マネタリーベース (前年同月比)       2.4%      4.8%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。


(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。週末2日に一部で「政府が物価上昇傾向を受けて、デフレ脱却を表明することを検討」と報じられた事を背景に本日早朝に円が買われたほか、前週末のドル安地合いの影響を受けたこともあり、149.84円まで下押すも一時的。史上最高値を更新して始まった日経平均がその後もプラス圏を維持する中でリスクオンの動きになると、徐々に買い戻しが優勢となって15時過ぎには150.39円まで上値を伸ばした。

・ユーロドルは様子見。時間外の米10年債利回りが主に4.19%で小動きとなったこともあり、1.0840ドル台を中心に動意の薄い展開となった。

・ユーロ円は切り返し。前週末の一部報道に反応して円が買われると、早朝に162.50円まで下落。ただ、その後は本邦株高を手掛かりに163.08円まで買い戻されて先月29日以来の高値水準となった。

・日経平均株価は高値更新。前週末の米ナスダックが史上最高値を更新した流れを引き継ぐと、4万円の大台に乗せてスタート。一時4万0300円台と史上最高値を更新したが、その後は達成感から利益確定の売りに押されて上げ幅を縮小する場面も見られた。

・債券先物相場は反発。前週末の米国債券相場が上昇した流れを引き継いでスタートすると、一時146円51銭まで上値を伸ばした。もっとも、その後は日銀の早期政策正常化への思惑が重しとなった。また、本日日銀が実施したオペは「やや弱い」との声も聞かれ、国債売りが出たこともあり、146円34銭まで売られる場面も見られた。

(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。