NY株見通し-金融政策の見通しを巡りパウエルFRB議長の議会証言に注目
今晩はパウエルFRB議長の議会証言に注目。昨日は中国でのiPhone販売の減少が嫌気されたアップルが大幅安となり、ハイテク株の下落を主導した。ダウ平均は一時、532ドル安まで下落し、404.64ドル安(-1.04%)と2日続落して終了。先週末に史上最高値を更新したS&P500とナスダック総合もそれぞれ1.02%安、1.65%安で終了し、ともに2日続落した。引け後の動きでは予想を上回る決算を発表したサイバーセキュリティのクラウドストライクが時間外で23%高と急騰した一方、弱い通期見通しが嫌気された百貨店のノードストロームが時間外で約10%下落した。
今晩は前日まで2日続落したことや、クラウドストライクの大幅高が見込まれることでハイテク株を中心に堅調な展開が期待されるが、金融政策の見通しを巡り半期に一度のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が焦点となりそうだ。午前中に開催される米下院金融サービス委員会でのパウエルFRB議長の証言では、利下げに積極的な発言は期待されていないものの、市場では今年3回の利下げが予想されており、議長証言から先行きのヒントを探ることになる。また、2月ADP民間部門雇用者数や1月JOLTS求人件数などの発表もあり、週末金曜日に米2月雇用統計の発表を控える中、雇用指標にも要注目か。
今晩の米経済指標・イベントはパウエルFRB議長議会証言、2月ADP民間部門雇用者数、1月JOLTS求人件数のほか、MBA住宅ローン申請指数、1月卸売在庫、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。企業決算は寄り前にブラウン・フォーマン、キャンベル・スープが発表予定。(執筆:3月6日、14:00)
今晩は前日まで2日続落したことや、クラウドストライクの大幅高が見込まれることでハイテク株を中心に堅調な展開が期待されるが、金融政策の見通しを巡り半期に一度のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が焦点となりそうだ。午前中に開催される米下院金融サービス委員会でのパウエルFRB議長の証言では、利下げに積極的な発言は期待されていないものの、市場では今年3回の利下げが予想されており、議長証言から先行きのヒントを探ることになる。また、2月ADP民間部門雇用者数や1月JOLTS求人件数などの発表もあり、週末金曜日に米2月雇用統計の発表を控える中、雇用指標にも要注目か。
今晩の米経済指標・イベントはパウエルFRB議長議会証言、2月ADP民間部門雇用者数、1月JOLTS求人件数のほか、MBA住宅ローン申請指数、1月卸売在庫、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。企業決算は寄り前にブラウン・フォーマン、キャンベル・スープが発表予定。(執筆:3月6日、14:00)