東京マーケットダイジェスト・23日 円下値堅い・株高

(23日15時時点)
ドル円:1ドル=156.72円(前営業日NY終値比▲0.08円)
ユーロ円:1ユーロ=169.63円(▲0.08円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0823ドル(横ばい)
日経平均株価:39103.22円(前営業日比△486.12円)
東証株価指数(TOPIX):2754.75(△17.39)
債券先物6月物:143.73円(△0.08円)
新発10年物国債利回り:0.995%(横ばい)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.11900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)     <発表値>    <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債       2兆1922億円の取得超 3906億円の処分超・改
対内株式          2481億円の取得超  6648億円の所得超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。仲値に向けて本邦実需勢からの円売り・ドル買いが観測されたほか、日銀の国債買い入れオペで5-10年のオファー額が前回から据え置かれたことも、一部で減額の思惑があっただけに円売りを誘った。昨日高値の156.84円を上抜けて、一時156.90円まで上昇。もっとも、節目の157.00円手前で上値を抑えられると、156.63円まで押し戻されるなど徐々に上値も重くなった。

・ユーロ円も上値が重い。10時過ぎに169.88円まで上値を伸ばしたが、昨日高値の169.93円には届かず、一巡後はドル円の伸び悩みにつれて169.52円まで上値を切り下げた。

・ユーロドルはもみ合い。1.0820ドル台を中心とする狭いレンジ内推移に終始し、ここまでの値幅は0.0010ドル程度にとどまっている。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反発。昨日引け後に決算発表があった米エヌビディアが市場予想を上回る好業績となったことを受けて、半導体関連株を中心に買いが入った。いったんは戻り待ちの売りに押されて伸び悩む場面もあったが、後場に入ると株価指数先物主導で再び買いが強まり、指数は一時510円超高まで上げ幅を拡大した。

・債券先物相場は5営業日ぶりに反発。前日の米国債券相場が下落した影響を受けて小安く始まるも、その後は次第に買い戻しが進んだ。日銀が本日実施した国債買い入れオペでは応札額が予定額に届かない「札割れ」となり、需給の引き締まりが意識された。

(岩間)
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