欧州マーケットダイジェスト・30日 株高・金利低下・ドル安
(30日終値:31日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=156.75円(30日15時時点比▲0.21円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.90円(△0.54円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0839ドル(△0.0049ドル)
FTSE100種総合株価指数:8231.05(前営業日比△47.98)
ドイツ株式指数(DAX):18496.79(△23.50)
10年物英国債利回り:4.347%(▲0.053%)
10年物独国債利回り:2.652%(▲0.038%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月スイスKOF景気先行指数
100.3 101.9・改
1-3月期スイス国内総生産(GDP)
(前期比) 0.5% 0.3%
(前年比) 0.6% 0.5%・改
5月ユーロ圏消費者信頼感指数
(確定値) ▲14.3 ▲14.3
5月ユーロ圏経済信頼感指数
96.0 95.6
4月ユーロ圏失業率
6.4% 6.5%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は弱含み。米商務省が発表した1-3月期米国内総生産(GDP)改定値は前期比年率1.3%増と予想通りの結果となったものの、米連邦準備理事会(FRB)が重視するインフレ指標である食品とエネルギーを除いた個人消費支出(PCE)コア価格指数が前期比年率3.6%上昇と予想の3.7%上昇を下回ると、全般ドル売りが先行。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.54%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時156.38円と日通し安値を更新した。
・ユーロドルは強含み。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢になると一時1.0845ドルと日通し高値を付けた。低調な米経済指標が相次いだこともドル売りを誘った。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.63まで低下した。
・スイスフランは堅調。ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁がインフレ加速について述べたことや、必要なら為替介入の可能性を示唆したことで買いが優勢となった。対ドルでは一時0.9031スイスフラン、対ユーロでは0.9791スイスフラン、対円では173.52円まで値を上げた。
・ユーロ円は下げ渋り。日本やアジア株相場の下落を受けて円買い・ユーロ売りが先行すると一時169.07円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は下げ渋った。ただ、NYの取引時間帯に入ると、ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、方向感に乏しくなった。
・ロンドン株式相場は7日ぶりに反発。前日の米国株や本日のアジア株相場の下落を受けて、投資家の運用リスクを避ける動きが強まると、英国株にも売りが先行した。ただ、そのあとは値ごろ感からの買いが入り、指数は上げに転じた。前日までに6日続落した反動で短期的な戻りを期待した買いも入った。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反発。前日の米国株や本日のアジア株相場の下落を受けて売りが先行したものの、そのあとは値ごろ感からの買いなどが入り、小幅ながら上げに転じた。個別ではバイエル(4.20%高)やポルシェ(2.23%高)、コメルツ銀行(2.01%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=156.75円(30日15時時点比▲0.21円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.90円(△0.54円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0839ドル(△0.0049ドル)
FTSE100種総合株価指数:8231.05(前営業日比△47.98)
ドイツ株式指数(DAX):18496.79(△23.50)
10年物英国債利回り:4.347%(▲0.053%)
10年物独国債利回り:2.652%(▲0.038%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月スイスKOF景気先行指数
100.3 101.9・改
1-3月期スイス国内総生産(GDP)
(前期比) 0.5% 0.3%
(前年比) 0.6% 0.5%・改
5月ユーロ圏消費者信頼感指数
(確定値) ▲14.3 ▲14.3
5月ユーロ圏経済信頼感指数
96.0 95.6
4月ユーロ圏失業率
6.4% 6.5%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は弱含み。米商務省が発表した1-3月期米国内総生産(GDP)改定値は前期比年率1.3%増と予想通りの結果となったものの、米連邦準備理事会(FRB)が重視するインフレ指標である食品とエネルギーを除いた個人消費支出(PCE)コア価格指数が前期比年率3.6%上昇と予想の3.7%上昇を下回ると、全般ドル売りが先行。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.54%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時156.38円と日通し安値を更新した。
・ユーロドルは強含み。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢になると一時1.0845ドルと日通し高値を付けた。低調な米経済指標が相次いだこともドル売りを誘った。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.63まで低下した。
・スイスフランは堅調。ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁がインフレ加速について述べたことや、必要なら為替介入の可能性を示唆したことで買いが優勢となった。対ドルでは一時0.9031スイスフラン、対ユーロでは0.9791スイスフラン、対円では173.52円まで値を上げた。
・ユーロ円は下げ渋り。日本やアジア株相場の下落を受けて円買い・ユーロ売りが先行すると一時169.07円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は下げ渋った。ただ、NYの取引時間帯に入ると、ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、方向感に乏しくなった。
・ロンドン株式相場は7日ぶりに反発。前日の米国株や本日のアジア株相場の下落を受けて、投資家の運用リスクを避ける動きが強まると、英国株にも売りが先行した。ただ、そのあとは値ごろ感からの買いが入り、指数は上げに転じた。前日までに6日続落した反動で短期的な戻りを期待した買いも入った。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反発。前日の米国株や本日のアジア株相場の下落を受けて売りが先行したものの、そのあとは値ごろ感からの買いなどが入り、小幅ながら上げに転じた。個別ではバイエル(4.20%高)やポルシェ(2.23%高)、コメルツ銀行(2.01%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。
(中村)