東京外国為替市場概況・12時 ドル円、やや荒い値動き

 6日の東京外国為替市場でドル円はやや荒い値動き。12時時点では155.65円とニューヨーク市場の終値(156.11円)と比べて46銭程度のドル安水準だった。朝方からの地合いの弱さが仲値後も継続され、10時30分頃には155.37円まで下値を広げた。しかしながらその後、中村・日銀審議委員の発言「当面は現状の政策維持が妥当」が伝わると、本邦長期金利低下とともに155.73円まで急ピッチで値を上げた。一巡後は再び155.43円近辺まで下押す場面があるなど神経質な動きが続いている。

 ユーロ円は下げ一服。12時時点では169.53円とニューヨーク市場の終値(169.68円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に連動し169.22円まで下落後は169.58円前後まで上げ足を速めた。その後に再び緩んだ場面でも、169.30円台で下げ渋った。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.0892ドルとニューヨーク市場の終値(1.0869ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ高水準だった。アジア株高を眺めて上昇した豪ドル/ドルと歩調を合わせ、1.0896ドルまで買われた。
 豪ドル/ドルはオセアニア時間の0.66ドル半ばから0.6683ドルまで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.37円 - 156.11円
ユーロドル:1.0869ドル - 1.0896ドル
ユーロ円:169.22円 - 169.71円


(小針)
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