東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み

 21日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では159.10円とニューヨーク市場の終値(158.93円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。神田財務官が「過度な変動があれば適切に対応する方針は変わらない」と発言したことで158.82円まで下押ししたものの、下値は限定的だった。5月全国消費者物価指数(CPI)がコア指数・コアコア指数ともに市場予想を下回ったことも支えになった。その後も、ドル円は東京仲値の値決めにかけて買いが優勢で、10時前には4月29日以来となる159.13円まで強含んだ

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0706ドルとニューヨーク市場の終値(1.0702ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。早朝にユーロドルは1.0701ドルまで一時売られたが、大台を割り込まず小動き。

 ユーロ円は堅調。10時時点では170.34円とニューヨーク市場の終値(170.09円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円に連れた動きとなり、昨日高値を上抜け170.37円まで上昇し堅調推移。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:158.82円 - 159.13円
ユーロドル:1.0701ドル - 1.0709ドル
ユーロ円:170.04円 - 170.37円


(松井)
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