ロンドン為替見通し=ECB高官発言チェックしつつNYの動き出し待つ

 ロンドンタイムは、欧州通貨の動意につながりそうな主だった経済指標の発表は予定されていない。欧州中央銀行(ECB)高官の発言内容をチェックしつつ、NY勢の動き出しを待つことになりそうだ。

 18時からストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁の講演が行われる予定。6月会合でこの局面の利下げが開始される以前、5月初めの段階だが、同総裁は年内3回利下げ実施にも言及していた。

 ただ、それ以前3月時点で「夏季休暇前に2回の利下げが必要」と述べていたような前のめりさは少し落ち着いてきた可能性も想定できる。他のECB高官から総じて慎重な利下げペースについて述べられることが目立ち始めてきたなかで、タカ派とされるストゥルナラス総裁の発言内容を注視したい。

想定レンジ上限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0792ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:4月19日安値1.0611ドル。

(関口)
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