東京マーケットダイジェスト・28日 ドル小幅高・株高

(28日15時時点)
ドル円:1ドル=160.94円(前営業日NY終値比△0.18円)
ユーロ円:1ユーロ=172.05円(▲0.03円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0690ドル(▲0.0014ドル)
日経平均株価:39583.08円(前営業日比△241.54円)
東証株価指数(TOPIX):2809.63(△15.93)
債券先物9月物:142.86円(△0.18円)
新発10年物国債利回り:1.045%(▲0.025%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.14900%(△0.01000%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)    
        <発表値>   <前回発表値>
5月完全失業率
         2.6%      2.6%
5月有効求人倍率
         1.24倍      1.26倍
6月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比     2.1%      1.9%
5月鉱工業生産・速報値
前月比      2.8%      ▲0.9%
前年同月比    0.3%      ▲1.8%
5月新設住宅着工戸数
前年同月比    ▲5.3%      13.9%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は小高い。月末・四半期末の仲値に向けた買いが観測されたほか、時間外の米10年債利回りの上昇も相場の支えとなり、一時161.27円と1986年12月以来の高値を更新した。もっとも、その後は持ち高調整目的の売りに押されて160.80円台まで下押し。調整一巡後は161.00円を挟んだもみ合いに転じた。

・ユーロ円は上値が重い。ドル円の上昇につれてユーロ導入来の高値となる172.38円まで上値を伸ばす場面も見られたが、その後は172.00円まで押し戻された。

・ユーロドルは小安い。米金利の上昇などを手掛かりにした売りが進み、一時1.0685ドルまで弱含んだ。

・日経平均株価は反発。外国為替市場で円安が進んだことを受けて自動車株に買いが入ったほか、半導体関連株の上昇も相場を押し上げ、指数は一時440円超上昇した。ただ、その後は四半期末とあって本邦機関投資家などから持ち高調整売りが持ち込まれたため、徐々に上値も重くなった。

・債券先物相場は7営業日ぶりに反発。前日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行した。寄り付き後はいったんマイナス圏まで下げる場面も見られたが、この日実施された国債買い入れオペが需給の引き締まりを示す内容となったため、後場に入ると再びプラス圏に浮上した。

(岩間)
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