東京マーケットダイジェスト・8日 ユーロ安・株伸び悩み
(8日15時時点)
ドル円:1ドル=160.69円(前営業日NY終値比▲0.06円)
ユーロ円:1ユーロ=173.91円(▲0.30円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0823ドル(▲0.0017ドル)
日経平均株価:40780.70円(前営業日比▲131.67円)
東証株価指数(TOPIX):2867.61(▲16.57)
債券先物9月物:142.73円(▲0.18円)
新発10年物国債利回り:1.085%(△0.02%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.149%(△0.01)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<国内> <発表値> <前回発表値>
5月毎月勤労統計(現金給与総額)
前年同月比 1.9% 1.6%・改
5月国際収支速報
経常収支(季節調整前)
2兆8499億円の黒字 2兆505億円の黒字
経常収支(季節調整済)
2兆4062億円の黒字 2兆5241億円の黒字
貿易収支
1兆1089億円の赤字 6615億円の赤字
6月景気ウオッチャー調査
先行き判断指数 47.9 46.3
現状判断指数 47.0 45.7
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロ円は軟調。7日に行われた仏総選挙の決選投票で、左派の政党連合「新人民戦線(NFP)」が議会の最大勢力になる見通しとなり、第1回投票で首位だった極右政党「国民連合(RN)」が第3党に留まることになった。単独過半数を獲得した政党がいない、いわゆるハングパーラメント状態となることがほぼ確実視されたことで政局不安が意識され、売り先行でスタートすると、ドル円の下げも重しとなり、173.52円まで続落した。その後の戻りも174円手前にとどまり、上値は重かった。
・ユーロドルは弱含み。仏総選挙の決選投票を受けたユーロ売りにより、1.0802ドルまで下落。もっとも、その後は円絡みの取引が中心になった事もあり、1.08ドル台前半で欧州勢の参入を待つ展開となった。
・ドル円は下げ渋り。前週末からのドル売り・円買いの流れを引き継ぎ、一時160.26円まで下落して先月28日安値に並んだ。もっとも、同水準がサポートとして意識されると買い戻しが優勢となり、160.70円前後まで持ち直した。
・日経平均株価は伸び悩み。前週末の米市場で主要3指数がそろって上昇したことを背景に高く始まると、後場に入り史上最高値を更新する場面が見られた。もっとも、その後は短期的な警戒感を背景とした利益確定売りに押されて伸び悩んだ。
・債券先物相場は反落。前週末の米国債高の流れを引き継いで買い先行でスタート。しかし、5月毎月勤労統計で基本給にあたる所定内給与が31年4カ月ぶりの高い伸び率となったことを受けて日銀の早期政策正常化への思惑が高まると、売りが優勢となった。
(川畑)
ドル円:1ドル=160.69円(前営業日NY終値比▲0.06円)
ユーロ円:1ユーロ=173.91円(▲0.30円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0823ドル(▲0.0017ドル)
日経平均株価:40780.70円(前営業日比▲131.67円)
東証株価指数(TOPIX):2867.61(▲16.57)
債券先物9月物:142.73円(▲0.18円)
新発10年物国債利回り:1.085%(△0.02%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.149%(△0.01)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<国内> <発表値> <前回発表値>
5月毎月勤労統計(現金給与総額)
前年同月比 1.9% 1.6%・改
5月国際収支速報
経常収支(季節調整前)
2兆8499億円の黒字 2兆505億円の黒字
経常収支(季節調整済)
2兆4062億円の黒字 2兆5241億円の黒字
貿易収支
1兆1089億円の赤字 6615億円の赤字
6月景気ウオッチャー調査
先行き判断指数 47.9 46.3
現状判断指数 47.0 45.7
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロ円は軟調。7日に行われた仏総選挙の決選投票で、左派の政党連合「新人民戦線(NFP)」が議会の最大勢力になる見通しとなり、第1回投票で首位だった極右政党「国民連合(RN)」が第3党に留まることになった。単独過半数を獲得した政党がいない、いわゆるハングパーラメント状態となることがほぼ確実視されたことで政局不安が意識され、売り先行でスタートすると、ドル円の下げも重しとなり、173.52円まで続落した。その後の戻りも174円手前にとどまり、上値は重かった。
・ユーロドルは弱含み。仏総選挙の決選投票を受けたユーロ売りにより、1.0802ドルまで下落。もっとも、その後は円絡みの取引が中心になった事もあり、1.08ドル台前半で欧州勢の参入を待つ展開となった。
・ドル円は下げ渋り。前週末からのドル売り・円買いの流れを引き継ぎ、一時160.26円まで下落して先月28日安値に並んだ。もっとも、同水準がサポートとして意識されると買い戻しが優勢となり、160.70円前後まで持ち直した。
・日経平均株価は伸び悩み。前週末の米市場で主要3指数がそろって上昇したことを背景に高く始まると、後場に入り史上最高値を更新する場面が見られた。もっとも、その後は短期的な警戒感を背景とした利益確定売りに押されて伸び悩んだ。
・債券先物相場は反落。前週末の米国債高の流れを引き継いで買い先行でスタート。しかし、5月毎月勤労統計で基本給にあたる所定内給与が31年4カ月ぶりの高い伸び率となったことを受けて日銀の早期政策正常化への思惑が高まると、売りが優勢となった。
(川畑)