東京マーケットダイジェスト・9日 円伸び悩み・株高

(9日15時時点)
ドル円:1ドル=160.90円(前営業日NY終値比△0.07円)
ユーロ円:1ユーロ=174.23円(△0.15円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0829ドル(△0.0005ドル)
日経平均株価:41580.17円(前営業日比△799.47円)
東証株価指数(TOPIX):2895.55(△27.94)
債券先物9月物:142.9円(△0.17円)
新発10年物国債利回り:1.070%(▲0.015%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.14900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 

<国内>   <発表値>  <前回発表値>
6月マネーストックM2
前年同月比   1.5%      1.9%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)

・ドル円は伸び悩み。仲値にかけてドル買い・円売りが優勢となったほか、日経平均が上げ幅を拡大したこともあり、161.13円まで上昇して前日高値(161.12円)をわずかに上回った。ただ、本日予定されている債券市場参加者会合への警戒感もあり、その後は160.80円台まで押し戻された。

・ユーロ円も伸び悩み。ドル円や日経平均の上昇を眺めて174.45円まで値を上げるも、前日高値(174.63円)を前に上値重く推移。その後はドル円の下げも重しとなり174.10円台まで押し戻された。

・ユーロドルは様子見。円絡みの取引が中心となった事もあり、1.0820ドル台を中心とした動意の薄い展開となった。

・日経平均株価は反発。前日のS&P500とナスダックが上昇したことを背景に高く寄り付くと、その後も堅調に推移。後場に入り4万1700円台まで上昇して史上最高値を更新する場面が見られた。

・債券先物相場は反発。日銀が金融正常化へ向けて動き出すのではとの警戒感を背景に安く始まるも、取引終了後に予定されている債券市場参加者会合への警戒感もあり、下げが一服するとやや買い戻された。なお、本日行われた5年債入札が「順調」な結果となった事も、上昇を後押しした模様である。

(川畑)
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