30日香港株=上値重いか、FOMC結果や中国PMIの発表控え

 30日の香港市場は上値の重い展開か。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や中国製造業購買担当景気指数(PMI)の発表を31日に控え、様子見ムードが広がりそうだ。FOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、市場では年内3回の利下げ見通しが強まっており、FOMC声明文や会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見に要注目となる。

 一方、香港市場では最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻しが期待できるほか、6月中間決算や業績見通しを手掛かりに個別物色の動きも強まりそうだ。30日は恒隆地産(00101)や華能国際電力(00902)、スタンダード・チャータード(02888)などが決算発表を予定している。

 29日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダック総合が上昇した。翌日引け後からのマイクロソフト、アップルなどのメガキャップの決算発表やFOMC結果公表などの重要イベントを控えてもみ合った。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やアリババ集団(09988)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)やテンセント(00700)が下回って引けた。
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